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網膜芽細胞腫とは、眼の後ろ側にあって光を感じる部位である網膜に発生するがんです。
網膜芽細胞腫は小児がんの約2%を占め、ほとんどは4歳未満の子供に発症します。
網膜芽細胞腫の20〜30%の子供では、両眼に同時に発症します。
このがんは眼の発達をつかさどる特定の遺伝子が損傷を受けたために起こります。
この遺伝子の損傷は親から子供に引き継がれる場合も、胎児期のごく初期の段階で起きることもあります。
この種の遺伝子損傷がある子供は、その欠陥遺伝子を自分の子孫に遺伝させることがあり、その子孫も網膜芽細胞腫を発症する可能性があります。
胎児期の後期になって、眼の細胞の遺伝子だけに損傷が起きる場合もあります。
この場合は子孫には引き継がれません。網膜芽細胞腫が両眼に発症した子供のすべてと、片眼だけに発症した子供の15〜20%は遺伝性のものです。
網膜芽細胞腫は視神経(眼から脳に通じる神経)を通って脳に転移することがよくあります。
それ以外の臓器、たとえば骨髄などにも転移します。
網膜芽細胞腫の症状には白色瞳孔と斜視があります。
がんがある程度の大きさになると視力に影響が出ますが、それ以外の症状はあまり現れません。
... (3)MRI 磁気共鳴法という磁場を用いる断層撮影で、眼球外への腫瘍の広がり、両眼性網膜芽細胞腫に脳腫瘍を併発する三側性網膜芽細胞腫の検出に有用です。石灰化の検出はできません。 3)小児科医の診察 問診、聴診などを行い、全身状態を把握します。 ...